御嶽山の噴火で、多くの方の命が失われました。

今も、予断を許さない状況の御嶽山。
心肺停止とされた20数名の方々を助け出すことも出来ず、
自然の脅威の前にヒトが出来ることは限られていて・・・。

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出来るだけ早く、噴火に関連した活動が落ち着き、
一人でも多くの生存者の救出を、一人でも多くのご遺体の回収を。
現場で、命懸けで救出活動に当たられている自衛隊、警察、消防、地元の方々、
頭が下がります。

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そんなニュースに紛れて、戦車のような車両を自衛隊が現地に投入したとの情報が。
https://twitter.com/JCyouli/status/516045674178027520

そして、詳しい方が「戦車と間違われても仕方ないと思う・・・」とのツイート。
https://twitter.com/obiekt_JP/status/516057886389059584

どういう意味だろうと調べてみたら、
戦車っぽいけど戦車ではなく89式装甲戦闘車と言うのだそうな。
有事の際に核・生物・化学兵器に対して防護能力を持った車両で、
通常の戦車よりも定員が多いそうです。

僕は、戦車ならキャタピラーによる走破性の高さから、
かなり積もっている火山灰や道路が整備されていないような箇所にも
行くことが出来て有用なんだろうと思ったのですが、
さらに有効な運用が出来るようです。

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厚い装甲は、火山弾や火砕流にも耐え、さながら移動できるシェルター。
当然、重い車両なので、山頂近くまで行くのは無理ですが、
ある程度の高さに安全な拠点を作れるという点で、良さそう。
なんか、基本的には「兵器」なんだろうけど、兵器が戦争以外でも
人命を救助するために利用できること。
やっぱり、「道具は使う人、使い方によって良くも悪くもなる」って面が
再認識できたって感じです。