市長失言引き金、東京・小金井のゴミ収集危機

東京都小金井市は、市内にごみ処分場を持たず、
近隣の自治体に協力してもらってごみを処分している。
しかし、4月に就任した小金井市の市長さんが、
選挙活動時に発言した「他自治体に払っているごみ処分費はムダ使い」が、
協力している他自治体の怒りを買ってしまった。
前市長の時に契約が済んでいる分は引き受けるが、
それを超えた分は受け入れないと言われてしまったそうです。

市長は周辺自治体にお詫びに回ったり、
自身の給与を少しだけ減らしたりして反省したそうですが、
そうそう収まる問題でもないようで・・・。

そして、前市長時の受け入れ契約量を来月中頃には超えるそうです。
市長の発言も問題ですが、当選させた市民の問題もあり、
一筋縄では解決しないのかしら。。。

小金井市の中に、候補地が無い訳ではないようですが、
その土地に、ごみ処理場を建設するのは市民が反対だそうです。
自分の家の近くにごみ処理場があるのは嫌みたいです。
まぁ、誰でも嫌なことは間違いないんでしょうけど、
誰かが我慢しないと、市がごみで溢れかえるか、
他自治体にお願いするしかないのですよ。

これで、状況が変わらないまま他自治体の受け入れが止まったら、
どうなるのでしょうねぇ。
ホントに収集がストップするのかしら?都や国が助け舟を出す?
でも、その助け舟は誰も責任を取らない形であっては、
他自治体もその市民も納得できないでしょう。
ごみ処理場を自分の自治体内に作りたくないなら、
ゴネてれば誰かがどうにか助けてくれるってコトになっちゃう。
それがまかり通るなら、どこの自治体の市民も、
自分の自治体にごみ処理場なんか作りたくないでしょう。
みんながそうでは困るから、変な前例は作るべきじゃない。

この事態が、どう収拾するのかは分かりませんが、
本来、各自治体が自治体内のごみを自治体内で処分するのが
本来の姿、って気がするのですが。。。