学生時代バイトでお世話になっていた方から、HELP!コールが。
パソコンの動作がおかしくなったので、色々いじっていたら、
デスクトップとかにあったデータが無くなってしまったと。

おかしくなった時には、英語ばかりの青い画面で5種類くらいの
何かをやって正常終了した(チェックディスクですね。)とか、
黒い画面でセーフなんとかでも起動駄目だった(セーフモードですね。)とか。
英語で何かが表示されて「はい」で進めてみた(謎ですね。)とか、
なんだか、「途中で止めて連絡してー!」って思うような感じでした。
とりあえず、データが見えていないだけなら、
パソコンをいじればいじるほどデータが上書きされてしまうので、
Windowsを速攻で落としてもらい、PCを僕に送っていただくことに。
とりあえず、手元にリカバリディスクもあるって言うんで、
それもPCと全部まとめて送ってもらいました。

そしてPC到着。
送られてきたものを確認。リカバリディスクは未開封。。。
次に、なにはともあれ、パソコンを分解。
ハードディスクを取り出して、解析してみることに。
数時間掛けてディスクの中身を解析したのですが、データがあった痕跡もない。。。
も少しディスクの中を見てみると、Windowsが入っているトコとは別に、
リカバリ領域もあった。

終わった。

そして、実際に起動してみる。。。
予想通りの工場出荷時状態。

完全にアウトです。
リカバリ領域は、Wondowsがおかしくなって再インストールをしたい時に、
リカバリCDからではなく、ハードディスクにある隠し領域のデータを使って、
高速に工場出荷時に戻すためのデータ格納場所。
DiskからDiskに対してリカバリするので、Disk to Diskとも言われます。
その方法で工場出荷時の状態に戻したようです。
そして、ディスク全体に上書きするこの方式では、
個人レベルの普通のやり方では、データの復旧ができません。。。

せっかくのHELPコールでしたが、お力になれず・・・。
とりあえず、工場出荷時の状態では余計なモノが満載で、
使いづらいので、色々整理して設定して、返送することになりました。

なんか、Disk to Diskも良し悪しですね。
実際にリカバリは超高速で出来ますが、Windowsのセーフモードメニューから
「コンピュータの復旧」とかって箇所を選ぶと、リカバリされちゃうんですよ。
確かに「バックアップしないとデータが無くなります」とはメッセージが出ますが、
「復旧」って書いてあったら、選んじゃいますよね。素人さんは。

こういうトコの表現とか、手順の設計とかって大事だなーと思いました。
大きな事は、面倒な手順を踏んだほうが無難だな、と。
きっと、工場出荷時に戻ったPCが起動したとき、
ガ━━━━(;゚д゚)━━━━━ン !!!って思っちゃっただろうな。。。