さて、何とかチケットを一枚確保できたレミゼのスペシャルバージョン。
木曜日の昼の公演に、会社を休んで参戦です。
しかし、やっぱりスペシャルな内容だけに、彼女と一緒に観て、
感想を言い合いたい。
そんな風に思ったら、することは決まってるね。
そう、当日券ゲッチュー隊。
二人で並んで、どちらかが一枚買えれば二人で観られる。
帝劇では、当日券の購入順を抽選で決める方式。
たとえ前日から並んでも、買えるとは限らないのだ。
そんな抽選方式なら、引く手は多いに越したことはないよね。

そして結果は、二人して予定数ぎりぎりの番号を引きながらも一枚追加で確保。
二人で観られる事になりました。

そして、その内容は…もう、文字通り『スペシャル』でした。

印象の特に強かったスペシャルな方は、まず島田歌穂のエポニーヌ。
この人の一番は、すごく自然な、『きっとこれがエポニーヌ』って、そう思えた表現。
ちょっとしたしぐさが可愛いですよ。
また、マリウスの腕の中で歌う『恵みの雨』では、消えそうな声量でも、
しっかりと想いの強さを伝えるような歌声。
基本的には、声量、声質とも、新妻エポが好きなんですが、
この場面では、今までで一番良かったエポだったかも。

禅さんマリウスのスペシャルぶりも忘れられません。
今までで一番、恋に酔いしれてました。(笑)
コゼットに夢中になるのは良いけど、夢中過ぎて腑抜けに近かったかも。(失礼)
まさに『あなたが全て〜♪』なマリウスでした。
2階席にまで『好き』が溢れてました。
また、一番優しいマリウスも、彼なのでしょう。
そう思いつつ、自分と同じニオイを感じてました。

そして、初見の知念コゼット。
歌い方に個性を出そうとしているのか、変に音を切らないのが気になりました。
ピアノで言うと、ペダル踏みっぱなし?みたいな感じ。
でも、ビジュアルはとても可愛く、華があるなぁ、と。
声質は僕好みでしたので、歌い方は、出演を重ねて巧みになっていって欲しいな。

そして、僕が一番スペシャルを感じたのは、やっぱり期待が大きかった鹿賀ジャベール。
第一声こそ、違和感がありましたが、すぐにそんなのは無くなり、
力のある声質に聞き惚れました。
スタイルの良さからくる、立ち振る舞いのカッコ良さ、
ホントに舞台映えするなぁ。
鹿賀ジャベが観れただけでも、すごくスペシャルだったぁ。
ビジュアル的にも迫力ある今井バルジャンとの『対決』のシーン、
そして、歌声を満喫出来る『星よ』、『自殺』も良いけど、
『ジャベールの介入』や『バリケードでのジャベール』での普通?な時の
ジャベールの演技は、かなりハマリ役な気がしました。
でも、直近ではバルジャンだったんだよなぁ、鹿賀さん。
3000回では、ゼヒ、鹿賀バルジャン、村井ジャベで、お願いします。

ってな事で、あまり深い観劇録が書けませんが、
ともかく、2000回に相応しい、素晴らしいレ・ミゼラブルでした。
観ることが出来て、本当に良かった。