先日発表された3本のレンズの中で、一番の注目を浴びているのがコレ、
M.ZD ED25mm F1.2 PROでしょう。

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35mm換算50mmの画角は、オリンパスでも既にF1.8のモデルがあり、
パナソニックでもライカDG SUMMILUX 25mm F1.4と、
LUMIX G 25mm F1.7の2本がリリースされています。
他にもMFレンズですが、VoightLander NOKTON 25mm F0.95(!)や、
Kowa PROMINAR 25mm F1.8、HOLGAの25mm F8なんてのもあり、
なんとも激戦区な25mmです。

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そこに、防塵防滴のPROレンズとして登場のM.ZD25mmPRO。
F値はF1.2とNOKTONのF0.95には及びませんが、AFが使えて、解放からシャープ、
そして、ボケもキレイなレンズとして、オリンパスが惜しみなく技術を投入した一本。
MADE IN JAPANですが、これって辰野の生産なのでしょうかねぇ。

まぁ、どこで作られてるかは置いといて、
フォトキナで発表されるやいなや、ネット上には作例なども色々出始め、
日本の公式作例はイケてないのですが、その画質はかなり好評のようです。

そんな好評のレンズなので、気になって試してみました。
とりあえず、レンズはM.ZD12-40と同等くらいの大きさで、
F1.8から一段明るくすると、ここまで大きくなっちゃうんだなぁと。
M.ZD12-100mmPROと同様に、ツライチロックボタンのフードが付いてます。
ホントに、最初っからこのツライチロックボタンでM.ZD12-40mmPROを作ってくれれば…。

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そして、結構な重量感。
ZD5020も、ガラスの塊って感じがしましたが、M.ZD25mmPROもそういう感じ。
ギュギュっとガラスが詰まってます。

操作感はPROレンズで共通の感じで、特別な感覚はありません。
他のPROレンズと同じく、ピントリングを手前に引くとMF操作が…?
あれ?懐かしのスナップショットフォーカス?
仕様ではMFクラッチ機構と言われていますが、M.ZD12mmや17mmのように、
被写界深度の指標?も刻まれています。
とっさのスナップ撮影に役立つ・・・のかしら。
おいら、17mmのスナップショットフォーカス、いまだに使いこなせないです。

あと、このレンズに合わせて、さりげなくVerアップしているのが
レンズキャップ LC-62F。M.ZD12-40mmPROと同じくφ62のこのレンズ。
レンズキャップは同じかと思いきや、不評だった外側からもつまめるようになっています。
ホント、M.ZD12-40mmPROのレンズキャップ、使いづらかったのよね。
内側しかつまめないなんて、その設計の意味が分からんかったです。
LC-62Fだけ買い直す人、結構出るんじゃないかと予想。
うん、僕はレンズキャップだけ買おうと思います。
これ以上、25mm前後のレンズを増やすのはダメです。

そして、128,300円という価格。
画質からすると安いんでしょうけど、僕的には同じくらいの金額なら、
守備範囲を優先してM.ZD12-100mmPROに行きたいです。
どうにも、ZD12-60mm的に使えるレンズが欲しいのです。

さて、F値を少しずつ変えて撮ってみたので、ボケの感じが参考になればと。
ピント位置は展示台上のハロウィンツリーのリボンで。

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まずは解放、F1.2。

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次は、少し離れてF2.0。

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そして、F2.8。

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F4。

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F5.6と上げてみました。

F8以上も撮ろうかと思いましたが、そこまで絞って使うレンズじゃなかろうと。
お待ちの方もいらっしゃいましたし。

ということで、かなり適当なレビューでした。
誰かの何かの参考になるかしら?
適当過ぎて、ダメかしら。(汗)