本日、ご遺体が帰国されたそうです。

報道されている事が、すべて正確な事とは限らないし、
『イラク入国を決めたその時の本当の気持ち』は、
今となっては知る由も無いけれど、
僕はこんな風に思った。

きっと彼にとって、実際に囚われの身になるまで、
もしくは殺されてしまう直前まで、自分の周りで起きた全ての出来事は、
『リアル』じゃなかったんじゃないかと。
リアルに感じられないから、『危険だ』『殺されるかも知れない』と
言われていた地域にも、色んな人の説得にも耳を貸さず行ったんだと思う。
なんとなく『自分に最悪な事態は起きないだろう』と思っていたんだと思う。
でも、現実に囚われの身になり、残虐な手段で殺されてしまった。

僕は、彼の行動が、とても無責任だと思うし、
変に庇うつもりも無いけれど、生きて帰ってきて、
本当の気持ちを話し、心配してくださった方々に、両親に謝罪してほしかった。
生きて帰ってきて、『無責任な行動だ』『馬鹿な奴だ』と責められて、
自分の行動が、どんなに回りに迷惑をかけるか、
両親を含め、心配してくれた人の気持ちに、心から謝罪する機会を、
そういう風にして、『辛い状況だけど、生きていて良かった』と、
そうなって欲しかった。