踊らされた一人です。

今回のソチ冬季五輪で、かなりの注目を集めた女子フィギュアスケート。
浅田真央さんは、魔物に取り憑かれたかのように、
ショートプログラムで我を忘れた演技。
素人の僕でも、ココロここにあらずな感じが見て取れた。

そしてメディアに、ネットに溢れる声援と罵詈雑言。

その中でも注目されたのは、東京五輪・パラリンピック組織委員会の
会長でもある森・元首相の発言。

「見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね」

一所懸命にやっている浅田選手に対して、なんて失礼な物言いだ！
首相時代から自分だって、大事なときには失言とかしてたじゃんか！

なんて、頭に血が上ったのは僕です。

しかし、後でメディアがこの発言だけをフォーカスし、
実際の発言の前後を知ると、言葉選びには確かに問題があるが、
浅田選手を悪く言おうとした訳じゃないことは分かった。
まぁ、それでも嫌な言い方であることには変わりないけど・・・。

でも、話題になりそうなトコだけを取り上げるメディアに、
キレイに踊らされてしまい、反省です。

そして今日。
気持ちをバシッと切り替えて、フリーで最高の演技を見せてくれた浅田選手。
やっぱり、一流の人は違うんだなぁって思いました。
そして、ネットに溢れる温かな言葉たち。
うん、本当に凄かった。
ウルウルきちゃったよ。



浅田真央さん、お疲れ様でした！

Comments

[1. 時計好き]

マスコミの恣意的な報道はうんざりです。

確かに、大本の発言を見ればたぶん、この人なりに？違うことを言いたかったのかとは思いますけどデリカシーがないのは間違いない感じ･･･

メディア発の情報に興味を持って、ソースから真意を読み解いてくれる人なんて少数だと思いますし、ミスリード狙いのゴシップ記事しか書けないマスコミの跋扈するこの国で、組織委員長なんて人選ミスだと思うのですが。

今後もこういった、（本人にとっては悪意無いかもしれないけど）デリカシーの無い発言で失点重ねることは、日本の国際大会にとってはマイナスになると懸念します。

[2. どこ。]

> 時計好きさんっ。

良くも悪くも、インターネットを使った情報発信は早くて、
その記事の評価は、閲覧者の数を基準にされているのが問題な気がします。
そうなると、多くの人が記事に誘導されるように、
本質とは異なってもインパクトのあるタイトルを付けたり、
今回のように、興味を引くとこだけを記事にしたりします。
『多少は端折ったけど、嘘じゃない』みたいな言い訳が出来る？
イヤらしいやり方ですね。

それに踊らされず、キチンと物事を判断したいと思いますが、
こういう記事を書く輩を、マスメディアが徹底的に排除出来ないと、
一般人は、何も信じられなくなりそうです。。。

しかし、元首相の言葉選びはダメですね。
真意がどこにあるとかじゃなくて、頭を使わなすぎ。
ちゃんと考えて喋れない人を、代表者にしちゃダメって見本ですっ。