今日、献血に行ってきました。
先日書いたように、僕には白血球の型があった患者さんが居たので、
患者さんの予定なども考慮して、献血をします。
今日、献血をすれば、特定の患者さんがそれを使う段取りになっている献血です。

でも、今日は失敗でした。
緊張していないつもりでも、緊張していたのかな?
目的がある、患者さんが待ってるって思うことで、気負いすぎたのかな?
成分献血を始めて4回のうちの1回目の途中で、
血がうまく抜けなくなってしまいました・・・。

もともと僕は、血管に針を刺しづらい人だそうで、
何回かに一回は、順調に血が抜けない事があります。
それでも、針の角度を変えたり、血管を探って刺し直したりすると、
最後まで献血する事が出来ていました。
今回のように途中で中止になるのは、今日で2回目。
今まで60数回した献血のうち、1回しかこんなことにはならなかったのに。

看護士さんは、「(僕の血管は)針の刺し方が難しいです。
でも、刺せない事はないです。微妙な差ですが巧く刺せませんでした。
申し訳ございません。」って。。。
僕の身体が、血管が、刺しづらいのだから、
看護士さんがすごく恐縮していると、こちらも申し訳なく思います。
でも、それを口にすると、看護士さんも、もっと恐縮してました。
「どこ。さんの顔、一生忘れないです。本当にごめんなさい。」
そう言った看護士さん。
僕も、看護士さんも、願いは一つだったのに。

「きちんと『この血(血漿と血小板だけですが。)』を患者さんに届けたい。」

どうにか針の角度を変えながら、抜いた血液を僕に戻し、
そこで、今日の献血は諦めました。
僕は、全然痛みを感じなかったのですが、
針を刺した場所が腫れて、血管を圧迫してしまったため、
2回目の血を抜く事は出来なかったのです。

後から考えると、看護士さんはプロとして仕事をしているから、
僕が謝る事は、彼女のプライドを傷つけていたかも知れない。
難しいかもしれないが、刺せないことはないのだから、
刺せなかったのは自分の技術が未熟だと。
そう思っていたら、僕が謝る事で逆に、自分を責めたかもしれない。
だから、僕の顔を忘れない、とまで言わせてしまったのかも。
看護士さんに悪い事をしたのかも知れない。

僕の血を待っていた患者さん、ごめんなさい。
東京H献血ルームのIさん、ごめんなさい。
でも、次回は僕も体調をもっと整えて行きます。
担当がIさんになるかは分からないけど、
もし、Iさんだったら、二人でリベンジしましょう。