今回、九州に上陸した台風は、とても強い勢力で、
各地で突風による甚大な被害が発生したとのこと。
ニュースを見ると、強風によって直立できない記者が、
懸命に状況を伝えている映像が流れる。
いろいろな物が飛んできたり、海岸が近いと高波が来たり、
記者は、ホントに危険な取材を敢行している。

しかし、こういう取材がされる度に、
ここまで危険な取材をする必要があるのか、という声が上がる。
僕もテレビを見ていて、ホントにそう思う。
無事に帰れたから放送しているんだろうが、
無事に帰れなかったら、どうするつもりなのだろう。
取材をしているスタッフも、それを指示する人間も、
無事に帰れなくなるようなアクシデントが起きたら、
責任を取れるのだろうか。
ってゆーか、もしそこで死者でも出たら、
責任なんて取りようが無いだろう。
一旦死んだ人間は生き返らないんだから。
生命を危険にさらしてまで、取材するのはどうかと思います。
確かに、いろんな出来事を記録に残すとか、
いろんな人に知らせることは、それは大事なことではあるけれど、
それによって取材している記者の命がなくなったら、
悲しむ人がいる事を、もっと考えて欲しいと思います。

危険な場所に偶然出くわしてしまった場合は、
仕方ない部分があるとは思いますが、
進んで危険な場所に行くことで、いろんな人が心配して、
いろんな人に迷惑が掛かることを、もっと考えなくてはいけないと、
そんな風に思います。

今回、中国新聞の27歳の記者が行方不明だそうです。
ご両親をはじめとする周りの皆さんは、とても心配しているはずです。
無事に戻られることを祈っています。