親知らずを抜いたですよ。

僕は4本、全部生えていましたが、どれも中途半端に生えていたので、
食べカスが詰まりやすく、1本は虫歯の原因になっていました。
そんな訳で、『この際、全部抜いちまおう!』と決心したですよ。
もちろん、4本一度には抜けないので、とりあえず1本ずつ。
簡単綺麗に抜けそうなら、左右に分けて一度に2本ずつ。
そんな野望を抱いて、歯科に行ってみた。

しかし、先生に相談すると、困った返答が…。
虫歯の原因になってる左下の親知らずはスムースに抜けそうだが、
左上の親知らずは、横に向かって生えているので、負担を考えると、
上下一度には無理、とのこと。
右側に関しては、上下一度に抜けそうだそうなので、今日の僕の選択肢は3つ。

1、今日は右側上下を抜いて、左側は後回し。
2、今日は虫歯の原因になっている左下の親知らずを抜いて、
次回は左上を、最後に右側上下を。
3、抜きづらい左上の親知らずを今日抜いて、次回は左下、次に右側上下。

で、3を選択しました。
面倒なことは先にやっつけましょう。

さて、麻酔を掛けて抜歯を開始。
抜歯は、とりあえず横に向かっている歯の上半分を割って取り去り、
その後、残った歯根の方を、抜く計画。
麻酔が効いたのを確認したら、歯の上半分を割りました。
これはスムース。痛みもナシ。
次に、歯根部の抜き取りに掛かりましたが、これが予想外に手間取りました。
レントゲンで横方向に生えているように見えていた歯は、
実は右手前、喉の方向に向かって生えていたようです。
歯を器具で掴んで、引っ張りますが、なかなか抜けません。
5分、10分…。
削っては引っ張り、削っては引っ張りを繰り返しますが、なかなか抜けません。
すごい力を入れて引っ張るために、僕の唇は限界まで広げられて、
端っこから切れちゃうんじゃないかと思うくらい。
また、痛みは全くなくても、歯をガリガリ削っている感覚と音は、少し嫌な感じ…。

そんなこんなで20分くらい経った頃、なんだか根っこを引っ張られてる感じがしてきました。
もう少しで抜けそうな気がします。
もう少し、もう少し…。

ガッ。

そんな感じの音がしたかと思ったら、なんだか奥歯にスッキリ感が。
どうやら無事に抜けたようです。良かったぁ。
とりあえず、一本完了。

思いきり引っ張られた唇は、少し切れていて、ちょっとガッカリ。
でも、後処置の時に先生が言うには、今まで何百本の親知らずを抜いたきたが、
上側の親知らずの中では、今までで一番難しかったそうだ。
そういわれると、なんだか嬉しくなるですね。(違)



あ、麻酔が少しずつ切れてきた感じがするぞ…。